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1人前食堂・Maiさんのフードトリップ〜竹の里・乙訓編〜【CINQ pain(サンクパン)】

【大山崎町】
1人前食堂・Maiさんのフードトリップ〜竹の里・乙訓編〜【CINQ pain(サンクパン)】

店主のこだわりや思いが伝わる、パン屋さんでモーニング

四季折々の風景と歴史遺産に恵まれながらも、京都と大阪を結ぶ交通の要衝として発展してきた「竹の里・乙訓」エリア。京都や大阪から通う人がいる、わざわざ訪れたくなる名店の多い場所でもあります。

その一つが、今回ご紹介する大山崎町の「CINQ pain(サンクパン)」です。人気YouTuberとして活躍する一人前食堂のMaiさんが訪れました。

大山崎町で人気のハード系パン屋さん

[CINQ pain]の店内


名神高速道路の大山崎JCTのほど近くに店を構える、CINQ pain。オープンと同時に駐車場が埋まってしまうほど続々とお客さまが来店します。ショーケースに並ぶパンが、昼過ぎには売り切れてしまうこともある人気店です。

関西圏のレストランからの注文も多く、厨房では連日たくさんのパンが焼かれています。

[CINQ pain]のパンが並んでいる様子

もともと長岡京市にお店を構えていたCINQ painが、沢山の方にパンを食べていただきたいとの思いから、広いスペースを求め、大山崎町の現店舗に移転したのが2016年のこと。以来、四季の移り変わりを肌で感じながら、パンづくりをされてきました。

[CINQ pain]の店主・宮本正幸さん

「移転するなら、自分のやりたいことを実現したかった」と語るのは、店主の宮本正幸さんです。

移転を機に、厨房を広げ、お客さまが来店しやすいよう広い駐車場スペースを確保。また、「パンに合うワインやビール、ハムなどを一緒に並べたい」という思いも実現されました。

現在、店内では、パンと一緒に宮本さん自身が厳選した商品も販売されています。

[CINQ pain]の店内に並ぶワイン

[CINQ pain]の店内に並ぶ宮本さん厳選の商品

「作り手のもとを訪れて、話を聞いて、彼らの思いや生産背景を伝えたいと思った」と宮本さん。ワイン、ジュース、チーズ、サラミなど、宮本さんが心からおすすめしたい商品が並ぶ店内は、洗練された空間でありながらどこか親しみを感じられます。

 

 

 

ショーケースに並ぶこだわりのパン

 

「ハード系のパンをよく食べる」と話すMaiさん。

「パンのいい香りが漂っています。大好きなハード系のパンが充実していてワクワクします。食事系も甘い系も揃っているので迷ってしまいます」(Maiさん)

 

パン屋さんといえば、お客さんがトングを片手に自由にパンを選ぶセルフサービス型が多いですが、CINQ painではショーケースを挟んだ対面販売型を採用しています。

[CINQ pain]の店内の様子

理由を聞いたところ、「ハード系のパンは、固そうなどのイメージが付いていて抵抗のあるお客さんが多いため、柔らかいパンや馴染みのあるパンが選ばれやすいです。でも僕らはハード系の美味しさを伝えたいから、保存の仕方やおいしい食べ方もをお伝えしながら販売しています」とのこと。

 

Maiさんも、気になるパンの特徴を店員さんに聞きながら、パンを選んでいきます。

目についたのは「ベーコン」と書かれたパン。大きな肉厚のベーコンが挟まれていて、惣菜パンの中で一番人気の商品です。

 

「クロワッサンの形も可愛いですね。ダンベルみたいな形をしている」(Maiさん)

 

迷いながら、Maiさんが選んだパンがこちら。早速、店内のカフェスペースでいただきます。

[CINQ pain]のパン(ベーコン、パン・クール、クロワッサン、そしてウニールのホットコーヒー)


[CINQ pain]で1人前食堂・Maiさんが食べているシーン

[CINQ pain]で1人前食堂・Maiさんが食べている手元


「ベーコンを挟んでいるバケットは、8種類の粉をブレンドしています」と宮本さん。

 

CINQ painでは、粉の美味しさや複雑さを感じてもらえるよう、パンの種類によって粉の配合を変えているのだとか。何気ない会話からも、宮本さんのこだわりが伝わってきます。

 

「クロワッサンは生地がサクサク、パリパリ。すごいです、これ。食べているのを忘れるくらい空気がたっぷりで、ふわふわしています」(Maiさん)

[CINQ pain]で1人前食堂・Maiさんが食べているシーン

クロワッサンはバターの風味を生かすために研究した製法で焼き上げているのだそう。

 

「毎日食べたい。家に持って帰りたい」とMaiさんも絶賛するCINQ painのパン。美味しさを生み出す一つに、ライ麦から作っているという自家製の天然酵母が挙げられます。

 

しかし、CINQ painはそれをウリにすることはあえてしていません。なぜなら、「安心安全のために天然酵母を使用したのではなく、美味しいものを作りたいと思った結果辿り着いたのが、天然酵母だった」から。

 

「いつかは自分で畑を耕して、そこで作った野菜を使ったパンも焼きたい」と、パンの美味しさを追求しつづける宮本さん。Maiさんにも、しっかりと宮本さんのこだわりと思いは伝わったようです。


訪れて初めて、作り手の思いを知る

 「粉の美味しさを楽しめるように、複数の粉をブレンドしたりパンの種類ごとに変えたりと、並々ならぬこだわりと強い意志を感じました。パンに合うハムやジュース、チーズなども販売されるなど、ご自身のやりたいことを、流行り廃りに左右されることなく実現されている姿が印象的でした。訪れて、話してみないとわからないこだわりを、直接聞くことができ、充実した時間になりました」(Maiさん)

地元の人から観光客までさまざまな人に愛されるCINQ pain。ぜひ大山崎町を訪れて、香り豊かなパンを味わっていただきたいです。

メイン
<旅した人> 1人前食堂 Mai 1995年生まれの料理愛好家。子どもの頃から大の料理好き。2019年6月から「心ときめく食材とレシピに出会う日々」をテーマに、「1人前食堂」と名づけたYouTubeチャンネルを開始。自分のためにつくった料理を美味しそうに食べる動画が注目を集める。料理工程が丁寧でわかりやすく、独特の映像のセンスや、思わず聞き入ってしまうナレーションが人気。スパイスやハーブ、発酵食品など、食材や調味料に詳しく、さまざまなレシピの提案を行っている。チャンネル登録者数80万人。大阪出身。大学時代を京都で過ごし、現在は東京在住。

紹介情報

  • CINQ pain(サンクパン)
    TEL 075-874-4159075-874-4159
    instagram
    ウェブサイト

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