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1人前食堂・Maiさんのフードトリップ〜海の京都編〜【宮津散策】
【宮津市】日本三景と共に太古から受け継がれた食の宝庫、宮津
京都と聞いて「海」を思い浮かべる人は少ないかもしれません。しかし、京都北部には日本海に面した「海の京都」エリアがあり、鰤や蛸、牡蠣などが水揚げされる食の宝庫としての一面を持っています。
今回、「海の京都」の中でも日本三景として知られる天橋立を有する宮津市を、人気YouTuberとして活躍する1人前食堂のMaiさんが訪れました。
日本三景 天橋立の地として知られる宮津市
京都駅から車で約2時間。宮津市は、陸奥の「松島」、安芸の「宮島」と共に日本三景として知られる「天橋立」のあるまちとして知られています。天橋立は「海の京都」の観光名所として、多くの来場者を集める人気のスポット。周りを見渡せば、海と山に囲まれた美しい自然が広がり、穏やかな内海である阿蘇海と宮津湾に育まれた海の幸の宝庫でもあります。
獲れたての魚を見て、触って、味わう「ととまーと」
京都縦貫自動車道の宮津天橋立インターを下りて、天橋立に向かう途中に漁師町があります。ここに2018年オープンしたのが、宮津の獲れたての魚が味わえる観光商業施設「ととまーと」です。
目玉はなんと言っても、宮津湾で水揚げされたお魚。鮮度抜群の魚を使ったレストランや地元の特産品を扱うお店が軒を連ねています。
ととまーとの中心には広いフードコートがあります。「宮魚魚水産」で好きなお造りや煮付け、焼き物を選び、「レストラン漁連」のご飯セット(ご飯・味噌汁・漬物)を組み合わせたら自分好みの定食を作ることもできて、お魚好きには最高のスポットです。
また、土日限定で「たこやき鳳(おおとり)」も出店。「有名な蛸の産地からもこっそり、宮津で水揚げされた蛸を買いに来る人がいるほど美味しい」と言われる地蛸100%のたこ焼き。美味しそうな匂いにつられて、Maiさんもしおマヨたこ焼きを注文。「この海で獲れた蛸を使ったたこ焼きを、海のすぐそばで食べられるなんて最高に贅沢ですね」(Maiさん)
新鮮な海鮮に舌鼓を打てることから観光客が訪れるのはもちろん、「ととまーと」は地元の人も足を運ぶスポットです。その理由が「カレー焼き」
このカレー焼きは、2019年まで50年以上に渡り宮津駅前で販売されていたソウルフード。惜しまれつつ廃業したお店の味を、地元の料理人など有志が集まって復活させました。 「焼き台と焼き型、レシピを譲り受け、当時の味を再現しました」と、ととまーとの木成さん。キャベツたっぷりのカレーあんは、子どもも食べやすいように辛さ控えめ。大判の生地を棒状に包んで焼き上げます。
「生地の端までカレーあんがたっぷり。給食で食べていた優しい味のカレーです。生地はふわふわもちもちで、あまじょっぱいカレーあんによく合います」(Maiさん) レギュラーメニューの「カレー」「あんこ」「カスタード」に加え、期間限定で「レアチーズ」や「チョコレート」なども登場。 「どの味も全部食べてみたくなりますね」(Maiさん)
(赤いボーダーがかわいい店頭でパチリ。)
好きな味をちょっとずつ「MIYA-Poke(みやぽけ)」
ソウルフードで小腹を満たしたMaiさんは、「ととまーと」から車で数分のところにある「おさかなキッチン みやづ」へ向かいます。その中にある「MIYA-Poke」でオリジナル海鮮丼を食べられると聞いて、やって来ました。
「わあ!ショーケースに色とりどりの具材が並んでいます。キラキラしていて綺麗ですね」(Maiさん)
人気商品はハワイ風海鮮丼「ポケボウル」。「ポケ」とはハワイ語でお⿂の切り⾝のことで、宮津湾を中心に近隣で水揚げされた⿂介類や野菜を和洋中さまざまに味付けされた具を、ご飯の上にのせていただきます。
「今日並んでいる魚の中だと、サワラ、ハマチ、アオリイカ、オキアジが宮津産です」とおさかなキッチンの浜崎さん。おすすめを参考に、Maiさんオリジナルのポケボウルがこちら。
「サワラのお造り」「ハマチの明太マヨ」「イカのネバネバ和風」「オキアジのお造り」の4種類を豪快にのせた丼ぶりです。 「大好きな白身魚を贅沢にのせた最高のランチですね。まずは『ハマチの明太マヨ』から。明太子とマヨネーズはもちろん合いますが、ハマチの脂が良い感じに混ざってご飯に合います。家でも真似したい組み合わせです」(Maiさん)
「京都府内の定置網で獲れたサワラを、『京鰆』というのだそう。ちょうど今(秋から冬)が旬だから、脂がのっていて身もふわふわですごく柔らかいです。イカも甘くて美味しいです」(Maiさん) ポケボウルはテイクアウトも可能。具だけを購入してお酒のつまみとして楽しむ地元の人も多いそうです。
(浜崎さんおすすめのポケボウル。「ハマチの漬け」「マグロの和風ダレ」「サーモンのレモンペッパーオイル」「タコのジェノベーゼ」「自家製ピクルス」を乗せました。)
「地元の食材で作られた具で自分好みの味が作れるのは楽しいですし、なんだか優しい気持ちになりました。他にはない味付けもたくさんあって、海鮮が身近にある宮津の人達でも通いたくなる気持ちがわかりました」(Maiさん)
地元の人に愛されるローカルフードが魅力の宮津
「宮津は観光スポットやお店もたくさんあるので、初めて訪れた人も溶け込みやすい街だと感じました。カレー焼きやポケボウルのように、リピートして通い詰めたくなるようなローカルフードがあるのは羨ましいですね。訪れる人にはぜひ観光名所を回るだけではなく、宮津の食も楽しんでもらいたいです」(Maiさん)
天橋立と共に、脈々と受け継がれてきた宮津の食。ここでしか食べられない味を求めて、「海の京都」へ出かけませんか。
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