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1人前食堂・Maiさんのフードトリップ〜お茶の京都編〜【道の駅お茶の京都みなみやましろ村】
【南山城村】お茶のスイーツや産直市場が賑わう、大人気の繁盛店
日本茶文化を創造し、全国に名を知られた「宇治茶」の生産地として知られる、「お茶の京都」エリア。茶園や茶問屋の街並みなどの景観が広がります。
“お茶のふるさと”とも言える「お茶の京都」を、人気YouTuberとして活躍する1人前食堂のMaiさんが巡りました。
お茶のスイーツや産直市場が賑わう、大人気の繁盛店
今回ご紹介するのは、「道の駅お茶の京都みなみやましろ村」。人口2,600人足らずの南山城村に2017年のオープン以降、年間80万人(2018年度)を超える人が訪れるほどの人気観光スポットとして賑わいを見せています。
京都府唯一の村・南山城
「道の駅お茶の京都みなみやましろ村」があるのは、京都府唯一の村・南山城村。宇治茶となる京都府産のお茶の約30%を生産する名産地であり、原木しいたけやブルーベリーなどの農作物の生産も盛んです。
また、村内には日本遺産第1号「日本茶800年の歴史散歩 京都・山城」に選ばれている、童仙房・高尾・田山・今山地区の茶畑風景が広がります。
茶畑が広がる風景を眺めていると、どこか懐かしい気持ちになります。
そんな豊かな南山城村に「茶畑に一番近い道の駅」として道の駅がオープンしたのは、2017年のこと。地域の特性を活かしたお茶製品が人気で、今や年間80万人(2018年度)が訪れる観光名所となりました。
迷ってしまうほど豊富、村民手づくりのお茶製品
道の駅に一歩足を踏み入れると目に飛び込んでくるのが、「村」と書かれたオリジナルのロゴマーク。これはお茶などの南山城村特産品を使ったオリジナル商品に付けられるマークです。
入り口すぐにある「のもん市場」には、道の駅で手作りされた「むらちゃパウンドケーキ」や「むらちゃプリン」「むらちゃどらやき」などのオリジナル商品がずらりと並びます。
案内してくれたのは道の駅を運営する株式会社南山城の森本社長。「外部の人にブランディングしてもらうのではなく、大変でも地元の人が運営する道の駅にしようと思い、立ち上げました。販売している商品もロゴマークも、自分たちで全部考えています」
(株式会社南山城の森本社長)
「地元のおばあちゃん達をモデルにしたポスターも面白いですね。道の駅全体に南山城のカラーが出ていて、村民の皆さんの熱気を感じます」(Maiさん)
「ありがとうございます。大変なこともありますが、村民の皆さんと一緒に作り上げたいという気持ちで頑張ってきました。『むらちゃプリン』は多い時で1日700個売れる一押し商品です。添加物は使わず、低温で火を通すことで抹茶の風味が豊かなトロッとした食感になりました。ぜひお土産に」と森本さん。
「おいしそう!お土産に買わせていただきますね」(Maiさん)
鮮度抜群、いろとりどりの産直商品
オリジナルのスイーツ売り場の隣は、産直商品売り場。生命力に溢れた旬の野菜や地元で人気のパン屋さんのパンなどが並んでいます。
「商品は基本的に車で20〜30分圏内の距離で行ける、生活エリアが近いところのものです。どれも鮮度抜群です。今日はもう売り切れてしまっていますが、原木しいたけが特に人気です。鮑のような歯ごたえなんですよ」と森本さん。
「残念……!人気商品はすぐ売れてしまうから、買いたい方は朝イチで来た方が良さそうですね。キャベツや大根など日常使いに便利な野菜も豊富だから、地元の人も重宝していそうです」(Maiさん)
ランチは食堂「つちのうぶ」で
さらに奥に進んでいくと、村風土食堂「つちのうぶ」があります。
ここでは、上質な春摘みの抹茶をふんだんに使った茶そばや茶農家のまかない定食、村のトマトベースの特製カレーを提供しています。 「多くの道の駅では、テナントを誘致して食事を提供しています。
しかし、うちではオープン時から商品開発、調理、提供まで全て自社運営してきました。村の土、村の水に育まれた食材を使い、働くのもほとんどが村で暮らす人と、村内でできるだけ経済が循環するモデルを目指しているんです」と森本さん。
メニューはどれも自信作。“お茶どころの余裕”をキャッチコピーに、「おくみどり」の春摘みの一番茶をふんだんに料理に取り入れています。
「どれもおいしそう!見たことないメニューも色々あって迷ってしまいますが、抹茶天丼に茶そばと小鉢が付いている『お茶づくし御膳』をいただきます」(Maiさん)「抹茶の天ぷらは、初めてです。うん、おいしい。甘いタレがよく合いますね。和菓子の黒蜜みたいで、おやつ感もあります」(Maiさん)
「茶そばは抹茶の風味が強いのかなと思っていましたが、そうでもない。ちょうどいいほろ苦さです。食べ切ってしまうのが名残惜しいくらい、おいしいです」(Maiさん)
村民の暮らしぶりを体感できる場所
産直野菜やお茶、パン、スイーツなど、南山城村とその近隣のものが一同に揃う場所でした。
「森本さん、今日はご案内いただきありがとうございました。ランチもおいしかったですし、村の野菜やお茶がたくさん並んでいてお買い物も楽しかったです。今日買った抹茶パウダーを使って、自宅で料理をしてみようと思います」(Maiさん)
村民の思いと知恵が詰まった道の駅。「お茶の京都」を訪れた際は、ぜひお立ち寄りください。
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