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【京都府京田辺市】今じわじわと京都府山城地域で盛り上がる、“京やましろ食”って知ってる?
【京田辺市】京の食文化を支えてきた、山城育ちの特産品たち
旧国名「山城国」に名前の由来がある山城地域とは、宇治市、城陽市、久御山町など、京都府南部に位置する15市町村の総称です。宇治川、桂川、木津川といった河川の合流点を要に盆地が広がり、背後の丘陵や山地に茶畑や竹林が育まれています。宇治茶やタケノコ、季節の野菜やフルーツなど、京都が誇る特産品を数多く栽培している地域としても有名です。
季節の地元食材でアンチエイジング
地産地消の輪を広げるため、京やましろ産食材を食べて、買って、楽しめるお店を紹介するプロジェクト「京やましろ食〜京やましろ産食材提供店〜」。現在、使用している食材について説明できることなど、条件をクリアした登録店舗が150軒近くリストアップされています。
今回は、そのうちのひとつ[京田辺イタリアンカフェ ほわか]をご紹介。オーナーの高柳シェフと妻のナミさんが意識しているのはアンチエイジング、つまり美しく歳を重ねていける食事を心掛けています。
そもそもお店を開いたきっかけも「夫婦仲良く歳をとるのは仕方がない、だけどただ老いていくのは嫌だ」とこれまでの食生活を見直したことから。イタリアンのシェフとして経験を積んできたけれど、美味しさが重要で健康には無頓着に過ごしていたと実感。そこから独学で栄養学を学び、得た知見を自分たちの身近な人たちにも還元。
今は楽しんで食事をしてくれる方々と一緒に、健やかで幸せな日々を過ごしたいと願っているそうです。
元気な人が作る元気な野菜を使いたい
山城筍、京田辺玉露、九条ねぎや賀茂なすなどの京野菜、いちご、いちじく、ハーブまで、高柳シェフが使う野菜・果物のほとんどが、山城地域で収穫されたもの。
近隣からの新鮮な農産物が体にも一番いいはず!と、地元の生産者さんと直接やりとりしています。顔馴染みのトマト農家さんから「良いアスパラガスを作る人がいるよ」と教えられ、またその人が別の農家さんを紹介。数珠つなぎで生産者さんとのネットワークが広がっていったそうです。
この日、茄子を納品していた石川亮太さんは数珠つなぎではなく、自らシェフにDM営業してきた異色の農家さん。「今日の前菜盛りにのっていた茄子のジャム、この白い茄子のスープも石川さんの茄子です。スーパーに並んでいるのとは生命力が違う、どんな調理をしようか考えるのもワクワクします」と高柳シェフ。
📍店舗情報
京田辺イタリアンカフェ ほわか
きょうたなべイタリアンカフェ ほわか
0774-34-0430
京都府京田辺市河原御影4-12
🚃近鉄「京田辺駅」東出口から徒歩8分
ランチ11:30〜14:30(LO/14:00)
カフェ15:00〜17:00(LO/16:30)
ちょっとバル17:30〜22:00(最終入店/21:00)
火・水曜休
https://howaka.com/
https://www.instagram.com/kyotanabe_italiancafe_howaka/
コロナ禍で見つけた週末農家というスタイル
「農遊」という屋号で活躍する石川亮太さんの肩書きは週末農家。畑に出始めたのは2021年のことです。
「コロナ禍の影響で、息子ふたりと屋外で何かしたいな、と始めたのが野菜づくりでした。もともと祖父母が農家だったので、畑の土地はあったんです。素人ながら野菜の成長日記をSNSで発信するうち、会社員をしながら農業をしている人たちとつながって。そこからYouTubeを見たり専業農家の方に教えてもらったり、野菜づくりを知れば知るほど楽しくなって、ハマっていきました」。
シェフと農家のふたつの顔を持つ森田浩貴さんという「農遊」新メンバーも増え、今年の夏から秋にかけては4種の茄子を収穫することができました。「ずっと週末農家でいるの?と聞かれることもありますが、自分にはこれが合っていると思う。別の稼ぎがあるから、失敗を恐れずいろいろチャレンジできる気がします」
地産地消、アンチエイジング、週末農家、どれも自分のスタイルを見つけることが無理なく長く続くコツ。山城地域には「みんなマイペースでいいんだよ」と語りかけてくるような、清々しい空気が流れていました。
📍店舗情報
農遊NOUASOBI
のうあそび
https://www.instagram.com/nouasobi_kyoto_joyo/
紹介情報
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農遊NOUASOBI